国語力についての考察②

2013.5.13|ウインロード通信

3,『読む力』は『辿(たど)る力』と『省(はぶ)く力』に分けられる。

『辿る力』というのは文と文の繋がりや、指示語の内容を押さえることができる力のことだ。この力があれば、筋道を正しく辿ることができる。時間はかかるかもしれないが、書いている内容は理解できるという子はこの力が身についている。

『省く力』とは同じような内容である具体例などを軽く読み飛ばすことができる力のことだ。余計なところはあまり深く読まず、大事なところだけを集中して読む。この力は読む速度に大きく影響する。最近もてはやされている「速読」と言われるものもこの力に近い。

この2つがしっかりしていれば、読むのには問題がない。
一般的に本をよく読む子が国語ができると言われている理由は、この2つの力を自然と身につけているからである。本を読むということはそれだけでも価値があることだが、このようなおまけまで付いてくるのだから、読まないよりは読んだ方が良い。

しかし、だからといって「国語の成績を上げるのなら本を読むしかない」というのは間違いなのである。それはあくまでも読み方の問題であって、本をよく読む子が読まない子と比べて国語が出来るのは、ただ文章を読んだ経験値が圧倒的に違うからだ。そして、その経験値は読み方や語彙力に大きな影響を与えているに過ぎない。

読めるだけでは国語の成績は上がらない。書かなければ点はもらえないのだ。

※ただし、大前提として年相応の語彙力が必要なのは言うまでもない。
ここが欠けているような子(このような子は全ての科目の点数が低い)はまた別のアプローチが必要となる。

次回に続く。

荘園校 戸高

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