大学院入試で一番きつかったこと
「勉強しなくても怒ってくれる親がいない。」
東京で一人暮らしをしていたので、両親と一緒に生活をしているわけではない。親から電話がかかってきたとしても、「勉強してるよ!」と言っておけばいくらでもごまかせる状況にあるわけだ。
部屋にはテレビがあるし、テレビゲームはいつだってできるし、漫画の本もたくさんあるし。
今日くらいは勉強しなくてもいいやって思えば遊びに行くことだってたやすい。夜は友達から電話がかかり、「居酒屋に行かないか?」と誘ってくる。誘惑は常に存在していた。
頼れるのは「自分の意思だけ」だ。
そして、受験勉強中の「ルール」を自分に課した。
このルールを一つでも破った場合、僕は「不合格!」を突きつけられる。
当たり前だ。守れなかったのだから負けて当然。
秘伝!!受験勉強「鉄の掟」 5か条
①テレビのスイッチをオンにしないこと。
②漫画の本には一切手を出さないこと。
③この期間は遊びを目的とした外出は絶対にしないこと。
④いかなる理由があっても勉強しない日を作らないこと。
⑤一日の「ノルマ」を確実にやり遂げること。
1日の全てが勉強を中心とした生活。
己との戦いに勝てない自分が、ライバルに勝てるはずがない。
受験とはそういうものだと僕は思っている。
もう終わったからそう思っているのではない。
自分が当事者である時だからこそそう思えた。
さて、本当に守れたのでしょうか?
・・・先に結論から言っちゃおう。
僕はこの一ヶ月間、この「鉄の掟」に違反することは一度もなかった。
例外を作ることなく、最後まで走り抜けた。
受験の際、鉄の掟を守り通したことは僕に「大きな自信」をもたらしてくれた。
「負けるわけがない」
小さな成功体験は、受験当日そんな形で現れた。
少しでも例外を作っていたら、こんな気持ちには絶対になれない。
この3日後、自分の受験番号と名前が記載されている合格者一覧を目にすることになる。
さて、過去問の自己採点で、合格にはほど遠かったあの悲劇的な点数から、
どうやって合格点まで這い上がって行ったのか?
具体的な勉強法を紹介しよう。
結構泥臭く、決して楽な方法ではないけれども、「それだけやれば合格するやろう」と感じてもらえると思います。
では・・・
つづく
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