「生物」の試行調査は、2017(H29)年と比べて2018(H30)年では、問題量は減りました。具体的に
は、ページ数で4ページ減り(34ページから30ページ)、文章量は大きく減少しました。大問数は6から
5へ、解答数は32から28へと減っています。ただ、問題のボリュームとしては軽くなく、センター試
験で各大問に見られた穴埋め式の用語問題は姿を消しています。代わって思考力・判断力を問う問題が
増えています。
各大問の配点が大きくバラつき、大問2,3,5と過半数で分野融合的な出題がなされたことも2018
(H30)年の特徴です。配点のバラつきが修正さるかどうかは不明ですが、共通テストで分野融合的な出
題がなされる可能性は高いと思われます。
更に、全ての大問に共通して見られる傾向ととして、身の回りの生命現象に結びつけた出題がありま
す。知識をただ覚えるだけでなく、それを使って実際の生命現象を読み解く演習が必要です。
文責:金藤
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