中学の勉強法と高校の勉強法は
全く違うのだろうか?
「努力が必要」という部分は言うまでもなく共通です。
しかし、中学時代10番以内の常連だった子が、高校生になった途端
後がないほど成績が下がったというのは珍しい話ではありません。
中学の勉強と高校の勉強・・・何かが違います。
そんな私も中学時代はどん底の成績から這い上がり、
高校もそのまま行くと思っていました。
しかし、同じように勉強していても成績は下がるばかり。
いつの間にかどん底まできてしまいました。
中学でどん底から這い上がった勉強法ではどうにもならなかったのです。
その勉強法は自分を救ってくれたもので、こうすれば絶対に負けないという
いわば、黄金律のようなものだった。
しかし、いくら貫いても改善されることはなかった
「何かが違う・・・」
ここまできて、こだわりの勉強法をようやく捨てることができた。
小学生・中学生は成長過程において「大量丸暗記」が得意な世代。
高校生になると「大量丸暗記」は苦手になっていく。
無意味な情報を暗記しておくことができなくなるのです。
それでも暗記は必要です。
大学入試で暗記する知識量は小学生・中学生とは比較にならないほど多い。
暗記するために「裏付け」が必要なのだ。
「丸暗記」ではなく「理解 + 暗記」という過程がカギとなる。
例えば、公式の丸暗記
小学生や中学生は得意ですよね?
公式をきちんと暗記して使いこなせるようになれば点数がとれる
もっと言うと文章問題ですら、数をこなせば公式化できてしまう。
食塩水の問題、速さの問題・・・
私自身も中学生の時、この問題で出てくる質量パーセントの意味や単位のことなど全くわかっていなかった。
でも、定期考査、実力テスト、入試問題でこの手の問題が出たらラッキーと思っていた。絶対に解ける自信があったから。
何をXとおいて、どのように式立てすればいいか
意味不明であっても「いつもの問題」なので解けちゃうわけです。
しかし、このやり方のまま高校の学習を進めていくとアウトです。
高校の数学や理科の教科書にはたくさんの公式が載っています。
「片っ端から暗記」して使おうとすると、「本番で全く使えない」ことがわかる。
それは「公式の意味」を理解していないから。
難しい問題になればなるほどその力が試される。
「公式の枠組みを超えて、数字を自由自在に使いこなせる力をつける」
これが中学の勉強と高校の勉強の違いの1つです。
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