解答を見ながら勉強する?①

2014.11.25|江本のつぶやき


「解答を見ながら勉強する」と言うと、多くの子達が「それはダメでしょ!」と答えます。理由を聞いてみると「答えを見ながら勉強すると成績が伸びない」「実力がつかない」「カンニングしているような感じがして嫌だ」ということでした。

 

現に、中学生や高校生が学校から配られている問題集は、解答付きで渡されていることが少ない。恐らく、解答を丸写しして課題を提出するため、実力がつかないことを最優先で考えた結果なのだと思います。「考えさせる」という点においては、それも一理あるとは思いますが、それは基礎力が完成した後の話ですね。考える術を身に着けていない状態で考えろと言われてもどうしようもありません。

 

学校から課題として与えられる問題は基礎力を鍛えるものがほとんどです。数学の教科書を思い出して下さい。新しい問題や単元は例題を掲載し、その解答を基にして解説していきます。つまり「答えを見ながら勉強している」のです。

 

「解答を与えないで勉強させる」という考え方はハイレベルな学校を目指している子達にとって大きな障害となります。なぜならば「解答を見ながら自力で勉強する」ことこそ、上野丘・舞鶴・鶴見丘といった進学校合格、国公立大学や難関私立大学合格を掴むために最も必要な勉強法だからです。

 

問題を解いた直後、その解答が正解なのかどうかをすぐに確かめたいものです。例え不正解だったとしても、問題を解いた直後なので修正すべきポイントは見つけやすい。「1問解いたらすぐに答え合わせ」というリズムで行うのがベストです。

 

問題を解いて、かなりの時間が経ってから答え合わせをしても、フレッシュな疑問点を忘れていることが多い。また、何十ページにも渡って解いた問題集です。答え合わせはかなりの量になります。こうなってくると丸付けは単純作業になりがちです。ただ「〇」「×」を付けて終了ということが多いはず。なぜ「×」になったのかを考える気力も失せてきますよね。

 

勉強する時は問題集と解答集のセットは必需品です。どちらかが欠けていると、効果的な勉強はできません。

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