前置詞について

2012.7.28|江本の英語勉強法シリーズ

高校英語でかなり手ごわい英文法の単元のひとつ「前置詞」。中学校で代表的な前置詞を習うのだが、この時はそれほど困らない。使用する前置詞が限定されている上、意味がひとつだけというものばかりだからだ。単語の意味を覚えていくのとさほど変わらない。


ところが高校生になると、この前置詞が途端にわからなくなる。そして大嫌い分野に登録されてしまう。一番の原因は学校の授業で習わないことだと僕は思う。前置詞はほとんどの学校で「自分で勉強しておいてね」の世界だ。

僕が高校生の時も同じだった。前置詞 = 自分で勉強してインプットしておく

である。しかし、一筋縄ではいかないのがこの「前置詞」。突き詰めるとても深く、使い分けが難しい。よく勉強しておかないと全くわからなくなる。



では、一つ例を挙げてみましょうか。




★下の英文を日本語訳しなさい。


① We were seated in the front of the theater.


② We were wating for you in front of the theater.



さて、訳せましたか?


違いがわかりますか?


in the front of ~」、「in front of ~


①の前置詞の中にある 「the 」 を無視してはいけませんよ。それ重要なんです。





では、訳してみましょう。


①私たちは劇場の最前列に座った。


②私たちは劇場の前であなたを待っていました。



in the front of ~ は建物の中や乗り物の中の最前列という意味。

in front of ~ は建物や乗り物のという意味なのです。


the を甘く見てはいけません。大きな意味の違いを示す重要な単語なんですね。


前置詞ではないですが、「the」 がついてしまったために意味が変わってしまう単語が存在するので注意しましょう。


例えば 「rest」。休憩、休憩する という意味ですが、「the rest」になると 残り という意味に変身します。怖いですね。「休憩」 と 「残り」 では全く意味が違います。


少しずつここで「まぎらわしい前置詞」について書いていきましょうかね。次をお楽しみに!

 

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