「小学生から塾に通うのは早いですかね?」「塾に通うのは中学生になってから」「受験生になってから」という話を最近聞くようになりました。学校の授業に問題なくついて行けている人は大丈夫だと思いますが、私の経験上、大抵は基本を疎かにしたまま上の学年へと進学していきます。
それが積もり積もって「どうしようもない」「勉強がわからなくなっていよいよヤバイかな・・・」と思った頃に塾を検討する。その通りだと言う方もいらっしゃると思いますが・・・この時点で、みんなと同じような通塾スタイルをとっても成績の向上は非常に困難です。
単に勉強量を増やせば改善される問題ではなくなっているのです。中1・中2時代の内容が消化不良を起こしているのならば、そこから学習し直さなければいけません。ひどい人になると小学校の学習内容からやり直さなければ、成績向上が見込めないこともあります。
同時に、今学習している新しい内容も疎かにできません。
いくら時間があっても足りない。塾に入ったものの越えるべきハードルが高すぎて、大抵の人は諦めてしまいます。
「どうしようもなくなった・・・」「わからなくなった・・・」
この言葉が子供たちの口から出てきた時には、大人たちが思っている以上に傷は深いですよ。これでは遅すぎるのです。受験の前だけでこれまでの学習内容を全て処理しようとするのは無謀です。
それでもがむしゃらに勉強して急激に成績を伸ばしていく子達もいますよね。実は彼らには共通点があります。
「小学校の学習内容をきちんとマスターしていること」
ですね。算数で言えば「小数点の計算」「分数の計算」「通分」「単位のしくみ」などなど。
数学や理科の点数が極端に低い場合、大抵は小学校で習う計算方法が身についていない。
受験生の年に、こんなところからやり直せますか?
入試が気になってそんなところからやり直している余裕なんてないですよね?
逆に言うと、小学生の頃から塾に通ってしっかり勉強していた子達は受験生の年に、しっかりと受験勉強ができている子が多い。遡らなくても、ただ単に勉強時間を増やすだけで急激に伸びていく。
さらに、ウインロードの小学英語コース「ジーニアス」(中学英文法をトコトン学ぶコースです)に早い段階から通ってきている子達は、中学生になってから英語の学習にそれほど時間をかけなくても高得点を取れるようになっている。同級生よりも英語の学習時間が短くなるかわりに、苦手科目に多く時間を割いてじっくり勉強できるわけだ。
こうなってくると、彼らに勝つのはなかなか難しいですよね?
小学生の頃から頑張ってきた勉強は、高校入試を優位に運んでくれるのです。
これは間違いありません。もっと言うと大学入試にまでも影響を与えます。
勉強の好循環を生み出すために、小学生から通塾を考えるのがベストだと私は思います。
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